眠れない夜の病棟。人の気持ちが分かりすぎる15歳の少女・澪は、患者が差し出した手を握ると、その人のいちばん怖かった記憶の中へ落ちていきます。『てのひら病棟』は、当サイトで公開している無料の探索ホラーです。スマホでもパソコンでも、ブラウザを開くだけで遊べます。このページでは、ネタバレなしで、あらすじ・遊び方・見どころ・遊ぶ時間・注意点をまとめました。
てのひら病棟をはじめる(無料)登録なしで、ブラウザですぐに遊べます
基本の情報
| ジャンル | 見下ろし型の探索ホラー・謎解き・物語(いわゆる「フリーホラー」の作り) |
|---|---|
| 遊べる場所 | ブラウザ(スマホ・タブレット・パソコン)。アプリのインストールは不要 |
| 料金 | 無料。登録しなくても最後まで遊べます |
| 遊ぶ時間の目安 | 初めてで約4〜5時間(寄り道・幕間を含む設計上の目安) |
| 構成 | プロローグ・6つの個室・部屋の合間の幕間・終章 |
| エンド | 4つ(真エンド1・ふつうのエンド1・悪いエンド2) |
| セーブ | 自動で記録。途中でやめて、続きから再開できます |
| 対象の目安 | 15歳以上(R15相当・当サイトの自主的な目安) |
| 音 | 大事な場面で小さく曲が流れます。イヤホン推奨(なしでも遊べます) |
あらすじ(ネタバレなし)
ある病院の4階、東病棟。夜勤の看護師・吉野さんが1時間ごとに見回るだけの、静かな夜です。入院している澪は今夜も眠れず、半分眠ったようなまま廊下を歩いています。
澪には、人の気持ちが分かりすぎるところがあります。顔色や声の調子から、相手が何を怖がっているのかを先に感じ取ってしまう。病棟の夜では、それが色のもやとなって見えます。
ある部屋の前で、患者が黙って手を差し出しました。その手を握ったとき、澪はその人の子どものころの記憶の中にいました。そこは病棟とは違い、はっきりと怖い場所です。記憶の中で何が起きていたのかを見届け、その人が次の一歩を選べるようにそばにいること。それが、澪にできることのすべてです。
6つの個室を回るあいだ、部屋と部屋の合間には「幕間」があり、澪自身の家族のことが少しずつ見えてきます。夜の病棟でいつも澪のそばにいる小さな男の子・ショウは、いったい誰なのか。物語の芯は、最後に澪自身の部屋で明らかになります。


登場人物(序盤に出会う人たち)
| 名前 | どんな人か |
|---|---|
| 澪(みお) | 主人公。15歳。入院中で、夜になると眠れない。人の気持ちを先回りして読んでしまう |
| ショウ | 夜の病棟で、澪のあとをついて歩く6歳くらいの男の子 |
| 吉野さん | 夜勤の看護師。澪に病棟の決まりを教えてくれる。詰まったときはヒントももらえる |
| イオリ | 401の患者。談話室のすみでヘッドホンをして座っている少年 |
| カナエ | 402の患者 |
ほかの部屋の患者たちとは、物語を進めるうちに出会います。部屋の中で誰の記憶を見るのかは、遊んでいるときのお楽しみにしておきます。
6つの個室と終章
部屋の名前は、扉の前で知ることになる言葉です。中身にはふれずに、名前だけ並べます。
| 部屋 | 名前 |
|---|---|
| 401 | しずかなおうち |
| 402 | よみびとしらず |
| 403 | まいごセンター |
| 404 | いいこ水族館 |
| 405 | ふたつの玄関 |
| 406 | ちいさな おにいちゃん |
| 終章 | 澪自身の記憶へ |
どの部屋も、親や家族、恋人との関係の中で生まれた「こわさ」を題材にしています。部屋ごとに解き方の芯が違い、ずっと同じ遊び方が続かないように作っています。
遊び方
操作
| すること | パソコン | スマホ |
|---|---|---|
| 歩く | 矢印 または WASD | 画面下の十字 |
| しらべる・話す | Z Enter Space | 「しらべる」 |
| 手をのばす | しらべるを長押し | 「しらべる」を長押し |
| もやを見る | C | 画面のボタン |
| メニュー | X Esc | 「メニュー」 |
澪の「天気」がこころの体力
体力は数字ではなく、澪の天気で表されます。はれから、くもり、雨、かみなりへ。怖いものに出会ったり、力を使ったりすると天気がくずれていきます。何もないところで「しらべる」を長押しすると、深く息をして少し持ち直せます。
澪の力で解く
- もや:人の気配や気持ちが色で見える。どこに誰がいて、何を怖がっているかの手がかりになります。
- 残響:物の前で長押しすると、その物に残った声や場面が読める。記憶の中の謎解きの中心です。
- 同調:記憶の持ち主の気持ちに寄りそうことで、先へ進めるようになる場面があります。
力は便利ですが、使うほど澪の天気はくずれます。どこで使い、どこで我慢するかを考えるのが、このゲームの手ごたえです。
追われる場面
記憶の中では、何かに追われる場面があります。走って逃げるだけでなく、隠れる、息をひそめてじっとする、振り向かずに進むなど、場面ごとに切り抜け方が違います。失敗しても、少し前からやり直せます。
詰まったとき
病棟にいるときは、吉野さんに聞くとヒントがもらえます。ヒントは3段階で、はじめは方向だけ、最後は場所まで教えてくれます。自分で考えたい人は1段目だけ聞く、という遊び方もできます。
見どころ(ネタバレなし)
- 怖いのは記憶の中だけ:病棟の夜は、常夜灯の琥珀色と、窓の月明かりの静かな場所です。こわさは患者の記憶の中に限っていて、行き来するたびに緊張と安心がはっきり切り替わります。
- 手は、差し出されたときだけ握る:相手が手を差し出すまで、記憶の中には入れません。断られたら受けとめて、また来る。人の心にふれることの重さを、操作そのもので感じる作りです。
- 救いは「治してあげる」ではない:部屋を出たあと、患者は自分で次の一歩を選びます。その小さな変化が、談話室の何気ない場面に表れます。
- 場面ごとの一枚絵:大事な場面は、鉛筆画のような質感の一枚絵で描いています。
- 最後に、澪自身の物語へ:人の気持ちばかり見てきた澪が、自分の気持ちに向き合う終章。泣けるホラーを目指して作りました。
遊ぶ時間の目安
初めて遊ぶ場合、最後まで約4〜5時間が目安です。1つの部屋は30〜40分ほどで、部屋の合間の幕間は5〜10分ほど。一度に全部遊ぶ必要はなく、部屋をひとつ終えたところでやめても、次は続きから始められます。
| 区切り | 目安 |
|---|---|
| プロローグ〜最初の2部屋 | 約80〜95分 |
| 403〜406 | 1部屋あたり約30〜40分 |
| 終章 | 約30〜40分 |
寄り道や、残響をすべて読むかどうかで長さは変わります。真エンドを目指すと、もう少し長くなります。
遊ぶ前の注意
対象の目安は15歳以上(R15相当)です。当サイトが内容をもとに決めた自主的な目安で、公的な審査を受けたものではありません。
この作品には、ホラー表現と、心の不調・家族の不和・家族との死別・親子の役割の逆転・恋愛の不安を描く場面があります。直接の暴力や事故の場面の描写はありません。
- 大きな音で驚かせる場面があります。「せってい」で、怖さをひかえめにできます。
- 病棟や患者を、怖いものとしては描いていません。心の不調で入院している人への偏見を強めないことを、作るうえでの約束にしています。
- 遊んでいてつらくなったら、途中でやめて構いません。続きはいつでも再開できます。
つらい気持ちが続くときは、ひとりで抱えずに相談してください。こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556/よりそいホットライン 0120-279-338(24時間)/18歳以下の方は 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310。
この物語と「愛着」
当サイトは、親や恋人との関係のなかで身についた心のくせ(愛着スタイル)を扱っています。『てのひら病棟』の6つの部屋も、近づきたいのに怖い、見捨てられるのが怖い、いい子でいなければ居場所がない、といった愛着のこわさを、ホラーの形にしたものです。
ゲームを遊ぶのに知識は要りません。遊び終えて、どこかの部屋が自分のことのように感じられたら、愛着スタイル診断(18問)で、自分の心のくせを確かめてみるのも一つの楽しみ方です。
よくある質問
本当に無料ですか?
はい。最後まで無料で遊べます。登録もいりません。
スマホで遊べますか?
遊べます。画面の下に十字と「しらべる」「メニュー」のボタンが出ます。
途中でやめても大丈夫ですか?
大丈夫です。進み具合は自動で記録され、次に開いたときに続きから始められます。同じブラウザで遊んでください。
ホラーが苦手でも遊べますか?
「せってい」で怖さをひかえめにできます。病棟の場面は怖くない作りなので、記憶の中に入る前に一息つけます。
『うつろ団地』とつながっていますか?
物語は別々で、どちらから遊んでも大丈夫です。雰囲気の近い作品として、うつろ団地の紹介もあわせてどうぞ。
てのひら病棟をはじめる(無料)ブラウザで開きます
制作:愛着MBTI編集部。音楽:魔王魂。遊ぶ時間は設計上の目安です。内容は、ゲームの更新にあわせて見直します(最終確認:2026-10-14)。