「もしかして自分は愛着障害なのでは」——そう感じたとき、いちばん役に立つのは、モヤモヤした感覚を具体的な項目に置き換えて数えてみることです。
このページでは、大人の不安定な愛着スタイルに見られやすいサインを「不安系」「回避系」「共通」の3カテゴリ×10項目=30項目にまとめました。紙とペンも登録も不要です。当てはまるものを心の中で数えながら読み進めてください。
🌧️ 不安系のサイン(見捨てられ不安)— 10項目
- 返信が遅いだけで「嫌われたかも」と考えてしまう
- 恋人の些細な態度の変化に、一日中心を持っていかれる
- 相手の愛情を何度も確認したくなる(試し行動をしてしまう)
- 嫌われないために、無理な頼みでも引き受けてしまう
- 相手に尽くしすぎて、あとで疲れ果てる
- ひとりの時間が「自由」ではなく「不安」に感じる
- 怒りより先に「私が悪かったのかな」と考えるクセがある
- 過去の恋愛で、依存的になりすぎたと感じたことがある
- SNSの既読・オンライン表示をつい何度も確認してしまう
- 「重い」と言われたことがある、または言われるのが怖い
🗝️ 回避系のサイン(親密さの回避)— 10項目
- 関係が深まりそうになると、急に冷めたり逃げたくなったりする
- 本音や弱みを人に見せることに強い抵抗がある
- 「重い話」をされると、心のシャッターが下りる感覚がある
- 人に頼るくらいなら、自分ひとりで解決したい
- 恋人といても、ひとりの時間が確保できないと消耗する
- 感情を聞かれると「別に」「大丈夫」で流してしまう
- 連絡の頻度が高い相手を、少し面倒に感じてしまう
- 別れた直後は平気なのに、しばらく経ってから急に喪失感が来る
- 「何を考えているかわからない」と言われたことがある
- 自分の感情が、自分でもよくわからないときがある
💠 共通のサイン(愛着の土台)— 10項目
- 人との「ちょうどいい距離感」がわからない
- 幼少期、家庭が安心できる場所ではなかったと感じる
- 親に甘えた記憶があまりない、または甘え方がわからない
- 「ありのままの自分」に価値があると思えない
- 恋愛や友情で、同じ失敗パターンを繰り返している
- 近づきたいのに、近づかれると怖い(両方の気持ちが同居する)
- 人間関係が浅く広くなりがちで、深い関係が長続きしない
- ストレスがかかると、極端に人を求めるか極端に遮断するかになる
- 信頼していた人への気持ちが、些細なことで一気に反転することがある
- 理由のわからない生きづらさを、ずっと抱えている
結果の見方 — 数より「どこに集中しているか」
このチェックで大切なのは合計点よりも分布です。目安として——
- 不安系に集中(不安系6個以上)→ 不安型の傾向。見捨てられ不安が対人パターンの中心にあります
- 回避系に集中(回避系6個以上)→ 回避型の傾向。親密さから自分を守るクセが根づいています
- 不安系・回避系の両方が高い→ 恐れ回避型の可能性。近づきたいのに怖い、もっとも葛藤の深いタイプです
- 全体で5個以下→ 安定型寄り。共通項目にだけ数個ある場合は、特定の関係(職場・家族など)に限定した課題かもしれません
チェックリストはあくまで「傾向の当たり」をつけるものです。2軸のバランスを数値で正確に知りたい方は、無料の本格診断をどうぞ。
時間がない方は1分のライト版(10問)、心の傷の深さを見たい方は愛着の傷・毒親度チェック(12問)もあります。
チェックのあとに読むべきもの
- そもそも愛着障害とは何かを整理したい → 愛着障害とは?大人の症状・特徴・4タイプ
- 変えていく方法を知りたい → 愛着障害の治し方 — 7つの克服ステップ
- 恋愛への影響が気になる → 愛着障害と恋愛
よくある質問
Q. たくさん当てはまりました。私は愛着障害ですか?
このチェックリストは医学的診断ではなく、愛着スタイルの傾向を知るための目安です。多く当てはまることは「病気」を意味するのではなく、幼少期に身につけた対人パターンが今も働いていることを示します。傾向がわかれば対処法も選べるので、まずはタイプを特定することをおすすめします。
Q. 不安系と回避系の両方に当てはまるのは変ですか?
変ではありません。不安(近づきたい)と回避(怖い)を同時に抱える「恐れ回避型」というタイプがあり、両方に当てはまるのはその典型的なパターンです。矛盾しているのではなく、2つの防衛が同居している状態です。
Q. 相手(恋人・家族)に代わってチェックしてもいいですか?
相手の行動を理解するヒントにはなりますが、決めつけの材料にしないことが大切です。「あなたは回避型だ」と指摘すること自体が、相手の防衛をさらに強めてしまうことがあります。理解のためのレンズとして使ってください。
※ 本チェックリストは心理学的な情報提供を目的としたもので、医学的診断に代わるものではありません。
自分の「傷の形」を診断で特定する
子ども時代に担った役割(AC5タイプ)と、大人になった今の愛着パターン(12プロファイル)——2つの診断で、生きづらさの正体を立体的に特定できます。