このページは診断テストではありません。成人の愛着不安・回避は研究上の傾向であり、主に子どもに診断される反応性愛着障害等とは別です。当てはまる数で病気、原因、タイプを判定しないでください。
自傷・希死念慮、強い抑うつ、生活できないほどの不安がある場合は採点せず医療機関へ。緊急の相談先は厚生労働省「まもろうよ こころ」で確認できます。
チェック項目は、原因を当てるためではなく「いつ、どこで、何に困っているか」を言葉にするために使います。各項目に、最近の具体例と生活への影響を一行ずつ添えると相談時に役立ちます。
「大人の愛着障害チェック」では診断できない
NICEの子どもの愛着に関するガイドラインは、反応性愛着障害等について、養育歴、発達、他の状態との鑑別を含む専門評価を求めています。成人の恋愛傾向を項目数でこの診断へ読み替えるものではありません。
成人愛着と精神健康のメタ解析では愛着不安・回避と不安、抑うつ、孤独等との関連が報告されていますが、相関は個人の病名や幼少期の原因を確定しません。
非採点式の振り返り項目
「はい・いいえ」だけでなく、頻度、きっかけ、続く時間、困る程度を書いてください。
- 返信や表情を何度も確認し、仕事や睡眠に影響することがある
- 拒絶される不安から、本当は断りたいことを断れない
- 親しくなると距離を取りたくなり、説明せず連絡を絶つことがある
- 助けが必要でも頼れず、一人で抱えて生活が回らなくなる
- 関係が終わる不安から、監視、追跡、過度な確認をしたくなる
- 対人場面の後に強く消耗し、回復に長くかかる
- 同じ困りごとが恋愛、家族、友人、職場の複数場面で続いている
- 最近、抑うつ、パニック、悪夢、解離、食事や睡眠の変化がある
- 薬、アルコール、身体疾患、月経等で症状が変わる可能性がある
- 相手から暴力、脅迫、監視、性的強要、経済的支配を受けている
- 自分が相手の境界や同意を無視してしまうことがある
- 相談したいが、何を伝えればよいか分からず先延ばしにしている
一つでも重大な安全侵害や生活上の支障があれば、合計点で薄めないでください。反対に、多く当てはまっても、それだけで診断や原因は決まりません。
相談メモに書く5項目
- 場面:誰と、どこで、何が起きたか
- 反応:考え、感情、身体反応、実際の行動
- 頻度:いつから、週や月にどの程度か
- 影響:睡眠、食事、仕事・学業、金銭、安全への影響
- 希望:診断名ではなく、減らしたい困りごと
精神科・心療内科・かかりつけ医、自治体の精神保健福祉センター、資格を明示する心理職などが相談先の候補です。窓口ごとに役割が異なるため、予約前に対象と費用を確認します。
暴力や支配があるとき
愛着タイプの理解で暴力や支配を正当化しないでください。緊急時は110。交際相手・配偶者からの暴力や監視等は、内閣府のDV相談ナビ #8008やDV相談+へ相談できます。
よくある質問
Q. 何個当てはまれば愛着障害ですか?
基準点はありません。この一覧は診断尺度ではなく、項目数で愛着障害や成人愛着タイプを判定できません。
Q. 子ども時代を思い出せないと確認できませんか?
無理に記憶を探す必要はありません。現在の症状、生活への影響、安全、利用できる支援から整理できます。
Q. パートナーにもこのチェックをさせるべきですか?
代理診断や回答の強制は避けてください。困っている具体的な行動と境界を伝え、本人が希望する場合は本人が相談先を選びます。
出典と確認範囲
- NICE NG26: Children's attachment
- The relationship between adult attachment and mental health: meta-analysis
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」
- 内閣府 DV相談ナビ
2026年8月31日確認。本ページは診断・スクリーニング尺度ではありません。