「甘えたい」と口に出せる人は、そう多くありません。ですが実際に測ってみると、甘えたい気持ちの強さはMBTIのタイプごとにはっきり違いました。
当サイトの64タイプ診断では、愛着スタイルとは別に「甘えたい」「甘えられたい」「主導権」の3つを0〜100で測っています。この記事は、24,573件の回答をタイプ別に集計したものです。
先に言っておくと、いちばん意外だったのは順位ではありません。全16タイプで「甘えられたい」のほうが「甘えたい」より高かったことです。

先に結論
- 甘えたい 1位はENFJ(67.8)、最下位はISTP(33.7)。2倍の差があります
- 全体平均は甘えたい 49.9 / 甘えられたい 68.0。18.1ポイント、甘えられたいのほうが高い
- 16タイプ中16タイプで、甘えられたいが甘えたいを上回りました
- 主導権(リードしたい)の平均は35.5。1位はESTJ(55.1)で、全体としては「リードしたくない」側に寄っています
- 甘えたいだけ(=受け取る一方)の人は、全体の6.1%しかいません
甘えたいMBTIランキング(全16タイプ)
数値は0〜100で、高いほど「弱ったときに人へ預けたい」気持ちが強く出ています。(回答の増加に応じて自動更新されます)
| 順位 | MBTI | 回答数 | 甘えたい | 甘えられたい | 主導権 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ENFJ | 882件 | 67.8 | 79.6 | 41.4 |
| 2 | ENFP | 1,887件 | 67.8 | 78.9 | 34.9 |
| 3 | ESFP | 817件 | 66.5 | 77.1 | 34.2 |
| 4 | ESFJ | 685件 | 65.0 | 77.1 | 43.0 |
| 5 | ISFJ | 2,454件 | 52.3 | 68.5 | 34.4 |
| 6 | INFP | 4,117件 | 51.8 | 69.8 | 29.1 |
| 7 | ENTJ | 297件 | 51.2 | 68.0 | 53.0 |
| 8 | INFJ | 3,756件 | 51.2 | 69.8 | 34.9 |
| 9 | ISFP | 2,022件 | 50.0 | 67.1 | 28.3 |
| 10 | ENTP | 542件 | 49.0 | 70.0 | 43.2 |
| 11 | ESTJ | 444件 | 49.0 | 69.5 | 55.1 |
| 12 | ESTP | 566件 | 47.3 | 67.7 | 43.2 |
| 13 | ISTJ | 1,886件 | 36.1 | 59.9 | 41.9 |
| 14 | INTP | 1,361件 | 35.6 | 58.4 | 33.9 |
| 15 | INTJ | 1,347件 | 35.1 | 58.6 | 42.8 |
| 16 | ISTP | 1,510件 | 33.7 | 55.8 | 32.1 |
回答数50件未満のタイプは、平均が偶然で動きすぎるため載せていません。
上位に共通しているもの
上位を占めたのは外向×感情の組み合わせです。人と関わることで回復する性質(外向)と、判断の基準を関係の調和に置く性質(感情)が重なると、「預ける」ことへの抵抗が小さくなります。
逆に下位に並ぶのは内向×思考です。ここで注意したいのは、下位のタイプが「甘えたくない」わけではないという点です。測っているのは欲求の有無ではなく、弱ったときに人へ預けるという選択肢が、自分の中でどれだけ現実的かです。
「甘えられたい」ランキング — 全タイプで甘えたいを上回った
同じ人たちに、逆向きの質問もしています。相手を支える側に回りたいか。結果はこちらのほうが一貫して高く出ました。
| 順位 | MBTI | 甘えられたい | 甘えたい | 差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ENFJ | 79.6 | 67.8 | +11.8 |
| 2 | ENFP | 78.9 | 67.8 | +11.1 |
| 3 | ESFJ | 77.1 | 65.0 | +12.1 |
| 4 | ESFP | 77.1 | 66.5 | +10.6 |
| 5 | ENTP | 70.0 | 49.0 | +21.0 |
| 6 | INFJ | 69.8 | 51.2 | +18.6 |
| 7 | INFP | 69.8 | 51.8 | +18.0 |
| 8 | ESTJ | 69.5 | 49.0 | +20.5 |
| 9 | ISFJ | 68.5 | 52.3 | +16.2 |
| 10 | ENTJ | 68.0 | 51.2 | +16.8 |
| 11 | ESTP | 67.7 | 47.3 | +20.4 |
| 12 | ISFP | 67.1 | 50.0 | +17.1 |
| 13 | ISTJ | 59.9 | 36.1 | +23.8 |
| 14 | INTJ | 58.6 | 35.1 | +23.5 |
| 15 | INTP | 58.4 | 35.6 | +22.8 |
| 16 | ISTP | 55.8 | 33.7 | +22.1 |
なぜ、みんな「支える側」に回りたがるのか
理由は3つ考えられます。
① 支える側のほうが安全だから。甘える側に回ると、断られる可能性が生まれます。支える側は、断られるという場面が起きません。関係の中で傷つかない位置を選ぶと、自然に「甘えられたい」側へ寄ります。
② 求められることが存在証明になっているから。必要とされている状態は、自分の価値を確認しやすい形です。これは優しさというより、献身が消耗に変わる構造の入口でもあります。
③ 甘え方を知らないから。甘えるには技術が要ります。何をどう頼めばいいのか分からないまま大人になった場合、支える側にしか居場所を作れません(甘えられない人の心理)。
いずれにしても、全員が支える側に回りたがる集団では、甘える側が慢性的に不足します。次の4象限の数字が、それをそのまま示しています。

4象限で見る — 「甘えたいだけ」の人は6.1%しかいない
甘えたい・甘えられたいの2軸を、それぞれ50を境に切ると4つの型に分かれます。
| 型 | 甘えたい | 甘えられたい | 割合 | 関係での出方 |
|---|---|---|---|---|
| 相互依存 | 高い | 高い | 52.2% | 渡すぶんも受け取るぶんも多い |
| 保護者 | 低い | 高い | 31.6% | 支える側に回り、自分は預けない |
| 自律 | 低い | 低い | 10.1% | 預けも預かりもしない |
| 被保護 | 高い | 低い | 6.1% | 安心をもらう側に回る |
この分布が意味していること
「甘えたいだけ」の被保護型が最も少なく、「支えるだけ」の保護者型がその何倍もいます。つまり、支えたい人は余っていて、甘える人が足りていないという状態です。
ここから読めるのは、甘えられる相手が見つからないのではなく、甘える側に回れる人が少ないということです。相手がいないのではなく、双方が支える側に立とうとして、どちらも預けられずに終わっている関係が相当数あると考えられます。
実務的な示唆は1つで、先に甘えた側が、関係を動かせるということです。支える役は埋まっているので、そこを狙っても差がつきません。
主導権(リードしたい)ランキング
3つ目の軸は「関係の進み方を自分で決めたいか」です。平均は35.5で、3軸の中で最も低くなりました。
| 順位 | MBTI | 主導権 |
|---|---|---|
| 1 | ESTJ | 55.1 |
| 2 | ENTJ | 53.0 |
| 3 | ENTP | 43.2 |
| 4 | ESTP | 43.2 |
| 5 | ESFJ | 43.0 |
| 6 | INTJ | 42.8 |
| 7 | ISTJ | 41.9 |
| 8 | ENFJ | 41.4 |
| … | ||
| 14 | ISTP | 32.1 |
| 15 | INFP | 29.1 |
| 16 | ISFP | 28.3 |
「リードしてほしい」が多数派
平均が50を大きく下回るということは、関係の進み方を相手に委ねたい人のほうが多いということです。上位に来るのは判断を担う性質を持つタイプですが、それでも全体としては低めに収まります。
ここでも同じ構造が出ています。支えたい人は多く、決めたい人は少ない。結果として、誰も先に動かない関係が生まれやすくなります。曖昧な関係が長引く原因の一つは、この配分にあります(曖昧な関係の見切り方)。
MBTIの4軸で見ると、効いているのはT/F
16タイプを1つずつ見ると差が細かくなるので、4つの軸それぞれで平均を出しました。
| 軸 | 回答数 | 甘えたい | 甘えられたい | 主導権 |
|---|---|---|---|---|
| E(外向) | 6,120件 | 61.6 | 75.5 | 40.5 |
| I(内向) | 18,453件 | 46.1 | 65.5 | 33.8 |
| N(直感) | 14,189件 | 51.5 | 69.4 | 35.0 |
| S(感覚) | 10,384件 | 47.8 | 66.1 | 36.2 |
| T(思考) | 7,953件 | 38.4 | 60.7 | 40.1 |
| F(感情) | 16,620件 | 55.5 | 71.5 | 33.2 |
| J(判断) | 11,751件 | 49.1 | 67.7 | 39.0 |
| P(知覚) | 12,822件 | 50.6 | 68.2 | 32.2 |
甘えたいの差がいちばん大きいのはT/Fで17.1ポイントでした。判断の基準を関係の調和に置くか、正しさに置くかが、預けられるかどうかに直結しています。
T型が「甘えたくない」わけではない
ここは誤読されやすいところです。T型のスコアが低いのは、感情の要求を「非合理な要求」として処理しやすいためで、必要としていないという意味ではありません。
実際、T型の「甘えられたい」は60.7と、甘えたいよりずっと高く出ています。関わりたくないのではなく、関わり方が支える側に寄っているだけです。
愛着スタイル別に見ると、意味が変わる
同じ「甘えたい」でも、愛着スタイルによって関係の中での出方が違います。
| 愛着スタイル | 回答数 | 甘えたい | 甘えられたい | 主導権 |
|---|---|---|---|---|
| 安定型 | 7,446件 | 57.3 | 74.3 | 38.7 |
| 不安型 | 3,831件 | 63.5 | 73.4 | 32.3 |
| 回避型 | 3,343件 | 34.4 | 60.4 | 40.9 |
| 恐れ回避型 | 9,953件 | 44.4 | 63.7 | 32.4 |
不安型は甘えたいが高く、回避型は低く出ます。ここまでは予想どおりですが、安定型も甘えたいが高い点は見落とされがちです。安定型は「甘えない人」ではなく、甘えることも支えることも両方できる人だとデータは示しています。
そして恐れ回避型は、甘えたいが中程度に留まります。求めていないのではなく、求めたい気持ちと出せなさが同時に立っている状態です(恐れ回避型の解説)。
この3つの数字を、どう使うか
相手選びに使わない
「このタイプは甘えたいが低いから合わない」という使い方は、精度が低くおすすめしません。同じタイプの中の個人差のほうが、タイプ間の差より大きいためです。
自分の位置を知るために使う
役に立つのは、自分が関係の中でどちら側に立ちやすいかを言葉にすることです。支える側に寄っているなら、受け取る練習が要ります。甘える側に寄っているなら、相手の負荷を見る視点が要ります。
噛み合わせを確認するために使う
関係が続くかどうかに効くのは、点数の高さではなく組み合わせです。両方が支える側に寄っていると、優しい関係のまま深まりません。片方が先に預けることでしか、その状態は動きません。
自分の3軸は、MBTI×愛着の64タイプ診断(無料・46問)で測れます。結果画面では恋愛偏差値と合わせて表示されます。

この数字は、どうやって集めたか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データ源 | 当サイトの64タイプ診断(46問・無料・登録不要)の回答を匿名で集計 |
| 件数 | 24,573件(2026-09-12時点) |
| 測定方法 | 3軸それぞれを専用の設問で測り、0〜100に変換 |
| 掲載の下限 | 1タイプ50件以上。下回るタイプは載せない |
| 除外 | 途中離脱・同一環境からの24時間以内の重複 |
| 更新 | 回答が増えるたびに自動で再集計(手作業の修正はしない) |
言えること・言えないこと
言えること:当サイトの診断を受けた人の中では、タイプによって「甘えたい」の強さがはっきり違う。そして全タイプで「甘えられたい」が上回る。この2点は件数が増えても順序が入れ替わらない、安定した傾向です。
言えないこと:日本全体の分布ではありません。この診断に来る人は、すでに人間関係で困っているという入口を通っています。比率そのものを一般化してはいけません。読み取ってよいのは、タイプ間の相対的な差だけです。
自己申告であることの限界
3軸はすべて自己申告です。とくに「甘えたい」は、自覚しにくい人ほど低く出ます。弱さを認めない構えが強い人は、実際の欲求よりも低い数値を選びます。下位のタイプの数字は、下限だと考えてください。
引用について
本ページの数値は自由に引用いただけます。その際は出典として本ページのURLを明記してください。数値は自動更新のため、引用時点の日付と件数を併記いただけると正確です。
よくある質問
Q. 甘えたいMBTI1位はどのタイプですか?
当サイトの診断24,573件ではENFJ(67.8)が最も高く、最下位はISTP(33.7)で、およそ2倍の差がありました。上位は外向×感情、下位は内向×思考の組み合わせが並びます。ただしタイプ間の差より、同じタイプの中の個人差のほうが大きい点には注意してください。
Q. 「甘えたい」が低いタイプは、甘えなくても平気なのですか?
平気という意味ではありません。この設問が測っているのは欲求の有無ではなく、弱ったときに人へ預けるという選択肢がどれだけ現実的かです。加えて自己申告なので、弱さを認めない構えが強い人ほど低く出ます。下位タイプの数値は下限として読むのが妥当です。
Q. なぜ全タイプで「甘えられたい」のほうが高いのですか?
支える側には「断られる」という場面が発生しないため、関係の中で安全な位置になるからだと考えられます。また、必要とされることが自分の価値の確認になりやすいこと、そもそも甘え方を知らないまま大人になった人が多いことも関わります。結果として、支えたい人が余り、甘える人が足りない状態が生まれます。
Q. 主導権のスコアが低いのは問題ですか?
問題ではありません。全体平均も50を下回っており、関係の進み方を相手に委ねたい人のほうが多数派です。ただし双方が低い組み合わせでは、誰も先に動かないまま関係が停滞しやすくなります。この場合に必要なのは性格を変えることではなく、決める場面を1つだけ先に決めておくことです。
Q. 相手のタイプから、甘えたいかどうかを推測できますか?
推測の精度は高くありません。タイプ間の差より、同じタイプの中の個人差のほうが大きいためです。相手を見るなら、タイプではなく行動を見てください。弱っているときに連絡してくるか、頼みごとをしてくるか、断られたときにどうするか。この3つのほうが、はるかに情報量があります。
Q. この3軸は、愛着スタイルと何が違うのですか?
愛着スタイルは「不安」と「回避」の2次元で、関係が揺れたときにどう動くかを表します。この3軸は、平常時にどちら側に立ちたいかを表します。愛着が同じでも3軸は違い得ますし、その逆もあります。両方を並べて初めて、関係の中での動き方が説明できるようになります。
まとめ
- 甘えたい1位はENFJ、最下位はISTP。差は2倍
- 全16タイプで「甘えられたい」が「甘えたい」を上回った。支えたい人は余り、甘える人が足りない
- 主導権の平均は35.5。リードしたい人は少数派
- 安定型は「甘えない人」ではなく、甘えることも支えることもできる人
- 次の一歩:自分の3軸を測る/甘えられない人の心理/尽くしすぎて疲れる人へ
※ 本記事の統計は当サイトの診断データ(24,573件・2026-09-12時点)に基づく傾向であり、学術調査ではありません。回答が増えるたびに自動で更新されます。